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ヤクルト・ロドリゲス 何事にもチャレンジ/助っ人選手通信簿

 


 日本野球について学び、技術を向上させた3カ月間だった。7月途中からチームに加入したロドリゲスが来日1年目のシーズンを終えた。「Eロッド」の愛称で親しまれ、7試合に登板し1勝5敗、防御率4.09。感謝の気持ちを持って、母国・ドミニカ共和国に帰国した。

「シーズン途中の入団でしたが、ファンの皆さまの温かいご声援、またチームメイト、監督・コーチやスタッフの皆さまが温かく接していただいたおかげで最後までシーズンを戦い抜くことができました。また来シーズンもスワローズの一員としてプレーできることを願っています」

 結果の面だけで言えば、物足りなさはある。ただ、シーズン途中の加入であることを考えれば、いきなりベストパフォーマンスを出すことは難しい。日本野球はもちろん、環境、食事、文化、価値観。すべてのことに順応しなければならない。決して容易ではないが、ロドリゲスは異国で活躍しようと懸命だった。

 変化球の習得に関しては貪欲で、キャッチボールの際には落ち球の握りや投げ方を変えながら試行錯誤を繰り返した。「自分がアメリカにいたときには教わらなかったことを教えてもらったので、プラスになっている」と口にしていたロドリゲス。何事にも挑戦する姿勢は、結果以上に評価できる部分だった。

 シーズン終盤には「今後の自分の野球人生にプラスになることを教えてもらっているので、何事にも挑戦しようと思って取り組んでいる」と胸の内を明かしていた。今シーズンの経験を、来年以降の糧とする。
写真=BBM
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