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中日・石川昂弥 好機で打てる主軸として/来季はひと味違います!

 


 来季はひと味も、ふた味も違わなければならない。ドラゴンズの若き大砲・石川昂弥は4年目の今季、121試合に出場し、初めて規定打席に達した。

 チーム最多の85試合で四番を務め、自身初の2ケタとなる13本塁打。健闘した部分もあるが、押しも押されもせぬ存在になれたかというと、本人は納得していない。「もっとやれた。その思いが強いです」と悔しさをにじませる。

 一番改善したいのはチャンスでのバッティング。得点圏打率はセ・リーグの規定打席到達者で最も低い.184だった。

 今後主軸としてチームを背負っていくためには、克服していかなければならない数字。来季は目の前に最高のお手本がやってくる。

 巨人を自由契約になった中田翔がチームに新加入することが決まった。面識はないと言うが、石川昂は「実績があって、軸になる人がきた。ホームランバッターだし、勝負強い。そのあたりを学びたいです。聞きたいことが出てきたら、聞いていく感じになると思います」と興味津々。

 もちろん中田も「聞きたいことがあれば、どんどん聞きに来ればいい」と門戸を全開に開放している。

 来季の目標については「20本塁打。打点は45点だった今季の倍打てれば」と意気込む。そのためにオフはスイングスピードの向上を目指し、日々バットを振っている。

「最近はBクラスが続いているけど、何かが噛み合えばガラッと変わると思う。自分がしっかり打てるようにしたい」。石川昂の上積み分が、そのままチームの巻き返しにつながる。

写真=BBM
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