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西武・増田達至 “頼もしい存在”の復帰で200セーブ達成を!/記録への挑戦

 

ベテラン右腕にとって来季は復活のシーズンとしたい


 通算200セーブまであと「25」に迫り2023シーズンに挑んだ増田達至。22年は31セーブを挙げているだけに、23年中の達成はほぼ確実視されていた。しかし、開幕直後から被安打も多く、思うような結果が出ない試合が続いてしまう。

 7月には「コントロールも含め、思うように投げられた」と本人も手応えをつかんでいたとおり、月間成績は11試合登板で6セーブ、防御率0.82と本領を発揮してみせた。だが、8月に入ると再び精彩を欠き、6試合登板で10失点(自責9)、セーブ数は1にとどまった。最終的に23年は40試合登板、4勝4敗6ホールド、19セーブ、防御率5.45に終わり、大台の記録到達には「6」足りなかった。

 ただ、数字的にはキャリアワーストとなったが、増田本人の感覚としては、「1年間通して、体の変化や投げているフォームは悪くなかった。状態が良くても抑えられないこともあるし、逆に、悪くても抑えることはある。それは毎年同じ」というのが正直なところ。とはいえ、当然「今年(23年)これだけ数字につながらなかったということは、どこかがおかしかったと思う」と真摯に受け止めており、24年へのリベンジを誓う。

 そんな増田に願ってもない朗報が届いた。1年目の13年から18年まで6年間ボールを受け続けてくれていた炭谷銀仁朗西武復帰である。炭谷は入団会見の際、「マス(増田)に関しては、ここ数年いい成績が出ていないと思うので、頑張らせてあげたい。ずっと気にはしていました」と、全力でのバックアップを誓っている。

 24年こそ、200セーブ到達して、V奪回の力となる。

写真=BBM
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