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オリックス・平野佳寿 ベテラン・クローザーは歩みを止めない「少しでも近づけたら」/記録への挑戦

 


 絶対的守護神が新たな記録に挑戦する。平野佳寿が、2024年シーズン以降の目標に『日米通算1000試合登板』を設定した。

 12月10日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、現状維持となる2億2000万円(金額は推定)でサイン。39歳の23年シーズンは42試合登板で3勝2敗29セーブ、防御率1.13の好成績を残した。

 10月2日の日本ハム戦(京セラドーム)では、名球会入りの条件となる日米通算250セーブを達成。名球会入りを果たした通算250セーブは、高津臣吾(元ヤクルトほか)、佐々木主浩(元横浜ほか)、岩瀬仁紀(元中日)に続き、日本選手4人目の快挙だ。また、日米通算1000試合登板には、残り165試合と迫っており「毎年、試合数にこだわっているので。一番投げられている岩瀬さん(通算1002試合登板)に、少しでも近づけたらうれしい。そこをモチベーションにしたい」と気持ちを込める。

 24年3月で40歳を迎える“鉄腕”。チームは3連覇を果たし「すごいことだと思いますし、その一員になれて僕も良かったです。少しは貢献できたと思う。日本一は逃してしまいましたけど、良いシーズンだったかなと思います」と振り返った。

 23年シーズン終了時点で日本では685試合、メジャーでは150試合に登板している。目指すリーグ4連覇&日本一奪回に「来年(24年)しっかり、頑張っていきたいと思います」と表情を引き締めた。

 最終回に君臨し続ける守護神は、40歳になっても当然、歩みを止めるつもりはない。

写真=BBM
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