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ヤクルト・村上宗隆 もう一度、三冠王を/年男の決意

 


 2024年は逆襲のシーズンであり、新たな偉業達成に挑むシーズンでもある。00年2月2日生まれの村上宗隆が年男となった。昨季は140試合に出場し打率.256、31本塁打、84打点。満足いかない数字が並んだ上に、チームも5位に沈み、主砲としての責任を一身に背負った。

「全然ダメですね。チームの四番がしっかり打たないとなかなかいい順位に行きませんし、責任は僕にあるので。四番として、もう一度優勝できるように頑張りたい。昨シーズンの成績が正解だったと言えるようにやりたい」

 昨年12月の契約更改交渉後の会見で、今季の目標を立てた。色紙に記したのは「三冠王」の文字。22年に日本選手最多のシーズン56本塁打を放ち、打率.318、134打点で史上最年少での三冠王に輝いた男は、「もう一度、三冠王を獲りに行きたいと思いますし、三冠王を獲ることによって、チームも必ず勝てると思うので、これを目標に頑張っていきたい」と2度目の偉業達成を目指す決意を明かした。

 そのための準備も欠かさない。オフシーズンは動作解析を行い、自身の打撃フォームを見つめ直した。「今までの自分のバッティングを大事にしつつも、新しいことに挑戦していくということは大事です」と試行錯誤。よりコンタクト率も上げていけるよう努力を重ねている。

 将来的なメジャー・リーグ挑戦の夢もあるが、まずは日本でもう一度結果を残すことが今の目標。チームを勝利に、優勝に導く活躍をする。

写真=BBM
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