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ヤクルト・石川雅規 いつまでも貪欲に/生え抜きの輝き

 


 年齢や実績は関係ない。齢を重ねても、若い心で勝負する。1月22日に44歳となった石川雅規は、今季も球界最年長選手として、プロ23年目のシーズンに挑む。

「僕自身まだまだ気持ちは若手のつもりでやっているところもありますし、グラウンドに出ると、年齢だったり年数は関係ない。年齢は球界で一番上ですけど、まだまだグラウンドに出て、まだまだできるぞというのを見せたいと思います」

 再起をかける。昨季はプロ入り後最少の13試合登板で2勝5敗、防御率3.98。球団初のリーグ3連覇を目指したチームも5位と低迷した。昨年12月の契約更改交渉後の会見では色紙に「勝負」と記し「チームの力になれなかったという悔しさがあるので、しっかりと結果を出すことが、チームに契約していただいた恩返しになると思う。何とか勝負していきたい」と決意を示した。

 大記録達成も近づいている。昨季までルーキーイヤーから22年連続勝利をマーク。1年目から23年連続勝利を達成すれば、通算350勝を誇るレジェンド、米田哲也(元阪急ほか)を抜いて史上最長記録を更新する。さらに、1年目に限らない連続勝利年数のプロ野球記録にも並ぶことになり、「めちゃめちゃ勝ちたいです。積み上げてきたものを続けたい気持ちはもちろんありますし、まずは全力で戦って、目の前の1勝を何とか取りたいですね」と意気込んだ。

 通算185勝。目標に掲げる200勝まで残り15勝だ。勝利に貪欲なベテランが、勝負の年に挑む。

写真=BBM
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