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DeNA・三浦大輔 絶対評価で横一線 進化の先に見える98年以来のリーグ優勝/指揮官たちの戦力構想

 

今年で就任4年目を迎える三浦大輔監督。優勝しか見えていない


 三浦大輔監督は真っすぐに前を向いた。

「個々の進化、チームの進化というところを、全員で取り組んでいこうと思います」

 就任4年目のチームスローガンは「横浜進化」に決定。「シーズンは相手と戦う。このキャンプはまずしっかり自分と戦って、自分に負けないように1日1日を過ごしてほしい」と発信した。

 昨年は3位に食い込んだが、首位の阪神と12ゲーム差。直接対決でも12勝13敗だった。先発陣は今永昇太がポスティングでMLB・カブスへ移籍。22試合で15度のQSを記録し、148イニングを稼いだエース格の穴は大きいと言わざるを得ない。16勝3敗で最多勝、勝率第一位の2冠に輝いた東が軸となり、大貫晋一やFA宣言残留を決めた石田健大濱口遥大ら現有戦力。ソフトバンクオリックスから新加入した森唯斗中川颯が機能し、去就が不透明トレバー・バウアーも仮に残留すれば充実の布陣となるだろう。

 現時点でレギュラーがほぼ確定しているのは三塁・宮崎敏郎と二塁の新キャプテン・牧秀悟だけ。「昨年になかった、新たな力が出てくるのか。キャンプ、オープン戦で一人ひとり、しっかりと見ていきたい」と競争心をあおった。

 楽しみなのはドラフト1位の新人・度会隆輝。2月10日に行われた宜野湾キャンプ初の紅白戦では一番・右翼で出場し、さっそく3安打2打点と鮮烈なデビューを飾った。右有鉤骨骨折から復活を目指す前キャプテン・佐野恵太も元気で、山崎康晃が復権に燃えている守護神争いにも注目。進化の先に、1998年以来のリーグ優勝が見える。

写真=BBM
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