今季もリリーバーとして抜群の安定感を発揮している岩崎
相変わらずの仕事人ぶりを発揮しているのが
岩崎優だ。試合展開、投げるポジションにかかわらず、ひたすら結果を残すの。そのポリシーに変わりがないのは、開幕からの好投に表れている。4月23日の
DeNA戦(横浜)では延長12回の1イニングを抑えてドローに持ち込んだ。
「走者は出したけど落ち着いてはいました。結果打たれたけど、自分のペースで投げることができました」
この一戦では、延長12回二死二、三塁のピンチを招きながらも後続を断った。これで開幕から10戦連続無失点となった。やはり、この左腕のチームへの貢献度が高いことを証明した。
今シーズンはパナマ出身のハビー・ゲラが加入し、8、9回の2イニングを2人でまかなうという「抑え」の形が続いている。
「ゲラ-岩崎」もあれば「岩崎-ゲラ」の順番もある。
岡田彰布監督も「両方同じやったら決めてもええけど、左、右やからな」とフレキシブル起用を明かしていた。
それは新外国人にメドが立ったこともあるが、岩崎に昨季セーブ王の安定感があるからこそのWストッパーにほかならない。
球団初の日本一になった1985年は
山本和行、
中西清起のWストッパーで、フル回転した中で、中西が最優秀救援投手になった経緯もあった。
岩崎は「JFK」の一角だった
ジェフ・ウィリアムスの通算ホールドポイントを抜くなど、8回でも、9回でも、黙々と目の前の打者を封じ込む
写真=BBM