今年も特大アーチを量産する。
ポランコは、昨季7〜8月の2カ月間で12発32打点と大暴れした、正真正銘の夏男だ。32歳のドミニカンは、夏が近づくにつれてバットも振れてきている。
今季の交流戦最終カードとなった
中日戦(ZOZOマリン)では3戦で12打数7安打4打点。最終戦の6月16日には、約1カ月ぶりとなる第7号の決勝2ランも放ち、4打数3安打3打点。
日差しが強く、夏の様相を呈してきたこの日、お立ち台では「あったかい大好き! ドミニカ共和国に似たような暑さでした。本当にこの気候の中、活躍できて本当にうれしいです」と、白い歯を見せた。
交流戦終了時点で7発は、
巨人から移籍し、シーズン26発で本塁打王に輝いた昨年と一緒。昨年は夏場で一気に本塁打を量産し、栄冠を手にした。
「しっかり良い準備をしていけば、これから、交流戦終わってからホームランがもっと出ると思っています。打てることを願っています。良い打席、良い内容を続けていけば、必ずホームランは出ると思いますし、十分僕にはパワーがある」と、ここからの巻き返しには自信満々だ。
チームは首位
ソフトバンクとの今季4カード目(6月21〜23日)を2敗1分けと負け越し、今季最大11ゲーム差に離された。
「数字を考え出したら悪い方向にしかいかない。まだまだシーズンは長いので、自分のできることだけを集中してやっていけば、きっといつか数字も良くなってくると思います。(暑いと体が動く?)100パーセント、そうです!」。頼れる夏男が、チームに再び勢いをもたらす。
写真=井田新輔