
新助っ人は勝負強いバッティングを見せることができるか
前半戦が終了した時点で4位につける
西武だが、総得点はリーグワーストの224点。チーム打率も同ワーストの.229と、得点力不足は明確だ。後半戦で巻き返しをはかるためにも、攻撃力アップが大きな課題となる中、球団は7月11日にMLB通算72本塁打の実績を持つ
J.D.デービスの獲得を発表した。
2014年にアストロズからドラフト3巡目で指名を受けプロ入り。17年にメジャーデビューし、19年にはメッツで22本塁打、23年にはジャイアンツで18本塁打を放つなど長打力が持ち味の32歳。MLB通算646試合出場、打率.257、221打点の実績も魅力だ。16日に行われた入団会見では「打率を残しながらも長打を打てるところを見てもらいたい」と自信をのぞかせた。
また、守備面でも主に三塁を守るほか、一塁に加え外野も守れるユーティリティーさは大きな武器となる。今季は
外崎修汰が二塁から三塁へとコンバートされ、レギュラー起用されていたが、打撃不振、10失策という状況を鑑みても、デービスの加入は頼もしい。「どんな状況でもあきらめずにプレーする」と新助っ人。プレースタイル的にもファンから愛されそうだ。
西川愛也、
滝澤夏央、
長谷川信哉、
渡部聖弥など、若い選手が着実に打撃面での成長を示しつつある今季。だが、「あと1本」が出ずに落とした試合も少なくないだけに、出塁した走者をきっちりとホームにかえし、得点につなげる“決定打を打てる”存在になり得るか。背番号『10』が上位争いに割って入るための大きなカギを握っていることは間違いない。
写真=BBM