
日本一達成のためにも四番で活躍を
ずっと「四番の宿命」と戦い、結果も残してきた。
野村佑希は花咲徳栄高時代も1年秋から四番に抜てきされた。そして、8年前の夏。2年生で四番として第99回全国高校野球選手権に出場すると、決勝までの全6試合で安打をマーク。本塁打も2本放つなど、まさに四番の仕事を果たし続けて埼玉県勢初の夏の甲子園優勝に貢献した。
第100回記念大会の夏はエースで四番という重責の中で、北埼玉大会を勝ち抜いて再び甲子園に出場。初戦で本塁打を放ち、迎えた2戦目は後に
日本ハムでチームメートとなる万波がいる横浜高と対戦し、2戦連続で本塁打を放ったが敗れて連覇はならず。試合後は「日本を代表する選手になって、もう1回、甲子園で本塁打を打ちたいです」と誓った。
2018年ドラフト2位でプロ入り後は野手一本で勝負してきた。入団時には23年にエスコンFが開業することを見据えて「そのときは5年目。活躍して自分が中心にいるというのが目標」。プロでも「四番」を目標に据えると、23年3月30日、新球場での開幕戦を「四番・三塁」でスタメン出場。見事に夢を現実とした。
そして今季は再び開幕四番として抜てきされ、故障離脱もあったが、優勝争いをするチームの中心選手の一人として躍動する。戦列復帰後は四番定着とはなっていないが、「結果的に四番で終われたら一番いい形」。その座を狙い続けることは野村の宿命。8年前に経験した日本一をプロの舞台でも達成するには、四番野村の力が必要だ。
写真=BBM