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巨人・増田大輝 スーパーサブのレギュラー/ユーティリティーの極意

 


 どこでもできる、何でもできる。増田大輝ほど器用な選手はなかなかいないだろう。近大中退、とび職、独立リーグを経て2016年に育成選手として入団。プロ入り10年目の節目となる今季は、一度も出場選手登録を外れることなく“スーパーサブ”としてベンチを支えている。「言われたところで貢献できるように、どんな出番にも備えようと思っています」と、ユーティリティーとしての強い自負もある。

「代走の切り札」という役目を担うが、守備固めでも起用される。今季もバッテリーと一塁をのぞく全ポジションをすでに守っている。増田大の万能性を表すエピソードとして語り継がれるのが、2020年8月6日の阪神戦(甲子園)だ。

 0対11となった8回一死、当時の原辰徳監督によってマウンドに送られると、直球とスライダーで2つのアウトを奪って話題を呼んだ。21、22年には一塁でも出場。捕手としての出場こそないものの、延長戦などではブルペンで緊急時に捕手として出場する準備をしたことは何度もあるという。

 経験を積んだ近年は、「使い慣れているのでこっちのほうがやりやすい」と内野手用グラブで外野を守るなど自己流も取り入れ、どこを守っても広い守備範囲と強肩でチームを救っている。

 チーム内では「スーパーサブのレギュラー」と評されるほど欠かせない存在だ。ベンチにこの男がいるだけで、頼もしい。

写真=BBM
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