二塁、三塁、遊撃と今季も内野に欠かせない存在感を見せているのが、チームに加入して2年目となる山本泰寛だ。古巣との対戦では特に燃える。8月11日の
巨人戦(東京ドーム)だった。
1点リードの5回の先頭。
戸郷翔征の初球だった。直球をフルスイングすると、打球は左翼席最前列に吸い込まれていった。貴重な追加点となる3号ソロ。
「打った瞬間は抜けるかなとは思いましたけど、まさかホームランになるとは。しっかり前でさばけて、結果としてのホームラン。自信につながります」
今季の3本塁打はすべて東京ドーム。しかも通算9本のうち実に6本を占める。
「得意か不得意かで言われたら、得意なのかな。バンテリンよりは狭いので……。でもたまたまです。僕が(巨人に)入団したときにいた選手もまだプレーしている。負けないぞという思いでやっています。勝利につながったことが一番うれしいです」
100試合出場も目標に掲げている。「守備の精度を上げるのと、打撃も調子の波がなるべく少なくなるようにしたい。昨年と違った姿を見せたいと思います」。
今季は遊撃のレギュラーとして期待された3年目の
村松開人が不調のため、スタメンで出場する機会もめっぽう増えた。100試合出場も十分射程圏内に入っている。
8月23日の
広島戦(マツダ広島)は決勝点となる適時打。守備でも遊撃と三塁を守り、攻守の活躍が光ってお立ち台に。「自分の役割ができたと思います」と笑顔。今やチームに不可欠な選手になった。
写真=BBM