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日本ハム・松本剛 リーグ制覇のカギは選手会長にあり 原点回帰で活躍を誓う/このままでは終わらない

 

二度の二軍生活を経て確かな手ごたえ


 松本剛は7月29日に“再々昇格”を果たした。約1カ月半ぶりに一軍へ戻ってきた日は、エスコンFでのソフトバンク戦。偶然にも試合前にファンと触れ合うウエルカムハイタッチが実施された。ファンと手を重ねるたびに「おかえり〜!」と声を掛けられた。選手会長は「なんかすごく自分の胸に刺さった」と、その言葉が身に染みた。

 前半戦は二軍生活が2度もあった。思うように打撃の状態が上がらず、5月8日に1度目の抹消。12日後に一軍復帰したが、そこから1カ月もたたない6月13日に再び抹消。「気持ちの整理というところで、すごく難しいものが最初はあった」。2022年首位打者には、自分の感覚と結果が折り合わない葛藤、ふがいなさ、焦り……いろんな感情があった。

今季はライナー性の打球を追求していた。昨季終了後に自身の打球データを分析。「22年に比べると角度が結構上がっていた」。シーズンを追うごとに“右肩上がり”になっていた打球角度と反比例する形で、結果も乏しくなっていた。「やっぱり角度を落とさないとダメ」と取り組んだが、うまく乗り切れない日々が続いていた。

 二軍調整中はもう1度、原点回帰を求めた。「いいときに戻すっていう感覚があんまりイメージ的に好きじゃなかったけど、今回はちょっといいときに戻すイメージですごく練習してきた」。2度目の一軍復帰戦は2安打。確かな手応えも得て「あとはこれを一軍の舞台でなんとか出せれば」。悲願のリーグ制覇を勝ち取るために、このままで終われない。

写真=BBM
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