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DeNA・戸柱恭孝 「年齢は関係ない」背中で引っ張る精神的支柱/陰のチームMVP

 


 レギュラーシーズンの出場こそ45試合にとどまったが、その存在感は今季も大きかった。プロ10年目の戸柱恭孝は、チームになくてはならない精神的支柱だ。いざグラウンドに立てば、攻守で役目を果たす。「ここ2、3年はトレーニングの強度が上がってきている。まだまだ成長できる」と意欲的に語る。

「六番・捕手」で出場した6月21日のロッテ戦(横浜)では、四番の牧秀悟、五番の筒香嘉智と3者連続本塁打。守っては大貫晋一を9回101球で完封勝利に導き、5対0の快勝の立役者となった。

 8月上旬に牧秀悟が左手親指付け根の手術を受け、長期離脱を強いられた。主将が不在となった期間にチームを支えたのが、35歳の戸柱だった。ベンチで率先して若手に声を掛ける姿はおなじみの光景で、暑さに負けず屋外で早出練習に励む背中でも示した。筒香は「年上の戸柱さんがうまくチームをまとめてくださっている。バランスが非常にいい」と感謝を口にした。

 振り返れば、昨年もレギュラーシーズン終盤に正捕手の山本祐大が右尺骨を骨折して離脱した際、チームを救ったのは戸柱だった。ポストシーズンでは先発マスクをかぶり、クライマックスシリーズでは7試合で打率.346。守っては巧みなリードで投手陣の好投を演出し、最優秀選手に選ばれた。

 昨季は日本一にも貢献し「年齢は関係ないと本当に感じた」と実感を込める。少ない出番でも期待に応えられるのは、日ごろの準備があってこそ。何より、向上心が原動力だ。

写真=BBM
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