
期待に応える活躍を
2年目捕手の
進藤勇也が、来季の大ブレークへ向けてシーズン最終盤とポストシーズンで貴重な経験を積んだ。レギュラーシーズンでは5月中旬に昇格すると約1カ月間で10試合に出場。降格する直前の6月12日の
ヤクルト戦(エスコンF)でプロ初安打をマークしたあとは、再び二軍での精進が続いたが、再昇格を果たしたのは9月27日だった。
その日は優勝マジックを1としていた首位
ソフトバンクが
西武に勝利してリーグ連覇が決まった日。
日本ハムにとってはV逸が決まった日だったが、ZOZOマリンでの
ロッテ戦で先発の達とバッテリーを組むとプロ初完封勝利に導く好リードを披露。進藤にとっては、そのままクライマックスシリーズ(CS)メンバーに抜てきされる足掛かりをつくった試合となった。
そのCSファーストステージ第3戦で先発予定だった達は、チームが
オリックスに2連勝したことでソフトバンクとのファイナルステージ初戦にスライド。敵地での大事な初戦でも、新庄監督は達に進藤を組ませた。達を6回無失点に導くなど延長10回までもつれた試合の最後までマスクをかぶったが、最後は1対2でサヨナラ負けした。
勝てば日本シリーズ進出が決まる第6戦も達とバッテリーを組んだが、1対2と惜敗でチームの今季は終わった。新庄監督は7月の時点で「進藤君も面白い存在になれそう」と期待していた。その通りに重要局面を任せ、実力を発揮させながら経験値を積ませた。来季の覇権奪回への布石となるかもしれない抜てき。あとは進藤が期待に応えるだけだ。
写真=BBM