苦しみ、もがいた2025年シーズンだった。「期待された1年で、大きいケガを2つもしてしまいました。感覚が戻るのか、このまま終わっていくんかなという不安もありました」。
背番号を7に変更し、昨季開幕前の構想は「三番・二塁」。しかし、開幕直前の3月18日の
ソフトバンクとのオープン戦(みずほPayPay)、守備で二塁けん制のベースカバーに入る際、滑り込む形で右膝を痛めた。右膝内側側副靱帯損傷と診断され、シーズンは地道なリハビリ生活から始まった。
5月末に一軍復帰を果たすも、同27日の
ヤクルト戦(神宮)で再びアクシデントに見舞われた。本塁へヘッドスライディングした際に左手首を骨折。躍動するはずの1年を棒に振った。
大学、社会人を経てプロ4年目を迎える今季、30歳となる。すでに一線を退いている同世代もいる。「そういう世界ではある。常に挑戦し続けないといけないなとは思います」。今オフはケガをしないための体の使い方を一から見直してきた。
「バランスの左右差をなくす。操作性を上げて、あとは野球にどう変換できるか。ケガする前に戻そうとは思わないようにしています。故障とは付き合っていかないといけない。新たにもう1回つくり上げます」
期待を大きく裏切ってしまったと感じるから、ここからはい上がるしかない。「しっかり1年間試合に出ること。チームの優勝に向けて、攻守で勝ちに貢献できる選手になりたい」。
野球人生をかけてと言うか、すごく大事な1年になると思います」。勝負の年。死に物狂いでグラウンドに躍り出る。
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