
WBCにも出場する藤平。プロ10年目のシーズンに確かな足跡を残したい
日本代表として3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する
藤平尚真。同代表の宮崎合宿で順調な仕上がりを披露した。2月15日に同代表としては初めてのブルペン入り。アドバイザーを務める
ダルビッシュ有(パドレス)が見守る中で、36球を投じた。
直球には威力があり、新球ツーシームの精度もまずまず。ダルビッシュからは「自分の思うようにしっかり調整できれば大丈夫」と太鼓判を押されたという右腕。「高めの使い方とかいろいろと聞きました。ひと言ひと言、すごく重みがあって自信につながるところもあった」とうなずいた。
大会連覇を狙う日本代表としてはもちろん、チームとしても大きな期待がかかる一年だ。昨オフ、守護神も務めた
則本昂大がFA権を行使して
巨人へ移籍した。昨シーズンは自己最多となる62試合に登板し2勝2敗、21ホールド、12セーブ、球団新記録となる29試合連続無失点も記録した藤平が、クローザーとして起用される可能性は十分にある。
昨年の終盤戦は抑えも任された。当然、守護神へのこだわりはある。明確な目標こそ口にはしていないが、WBC日本代表合宿への合流前、今季からチームに加入した
前田健太に投手会を開催してもらい「タイトルを獲ったら時計」とハッパをかけられたことを自身のインスタグラムで明かした。プロ10年目で初のタイトル獲得へ。自慢の直球とフォーク、さらに新球ツーシームも習得し進化した右腕が、プロ野球選手として大きな勲章をもぎ取る。
写真=BBM