
メジャー史上最長身タイの213センチ助っ人が先発の一角を担う
超大型助っ人が先発陣で早くも大きな存在感を放っている。身長213センチを誇る“ビッグ”
ジェリーは、今春のシーズン前の実戦では5試合で15イニングを投じ、自責点0と躍動。開幕前最後のオープン戦登板となった3月17日の
広島戦(京セラドーム)では5回3安打無失点と好投して、
楽天との開幕3戦目の先発が濃厚だったが、コンディション不良により登板を回避。日本デビューは先延ばしとなったが、復帰も早そうだ。
「投手で身長が高いのは、リリースポイントとかでもかく乱できると思っている。自分の武器としてやっていきたい」
フォームは手足の長さを生かしつつ、投球は速球派ではなく技巧派だ。メジャーよりも若干小さいとされるNPB球も、「日本に来る6週間前から扱っているので、もうすっかり慣れている」と語り、制球を乱すことなく淡々とゴロアウトを積み重ねる。メジャーでは2024年に自己最多の58登板を果たすなど、中継ぎを
メインに通算93試合に登板。日本では先発を務める予定で「アメリカでもリリーフ投手で長いイニングを投げる“スイングマン”という役割をやっていたので」と不安要素は皆無だ。
そんなビッグな右腕には信条がある。「マウンドそれぞれによって高さや傾斜の違いはあるけど、それにアジャストするのが自分の仕事。マウンドはマウンドで、18.44メートルの距離はどこでも変わらないので」。ストライクゾーン、球、対戦打者の身長を言い訳にすることなく、マウンドにそびえ立つ。「日本人選手だろうが、アメリカ人選手だろうが、バッターはバッターなので」。
オリックス日本一への使者として、その長い腕を振り下ろす。
写真=BBM