日本にゆかりのある新戦力が、打線に厚みをもたらしそうだ。来日1年目のC.ヒュンメルは、メジャーリーグ通算119試合に出場した右投げ両打ちの外野手。入団会見では「みなさん、こんにちは。お会いできて、とてもうれしいです。よろしくお願いします」と日本語であいさつした。
アメリカ出身の31歳。ただ、父の仕事の関係で小学校低学年だった2002年から2年間、東京都の代官山で暮らした。当時は武蔵府中リトルでプレーし、日本を代表するプレーヤーの
イチローや
松井秀喜に憧れた。「そのときから日本が大好き。いつか日本に戻ってきてプレーしたいと思っていた」と声を弾ませる。
選球眼の良さと長打力に期待がかかる。昨季3Aでは3チームでプレーし、計44試合で打率.297、13本塁打、35打点。出塁率は.439だった。オープン戦では3月15日の
ソフトバンク戦(横浜)でバックスクリーンに満塁本塁打をたたき込み、同17日の
日本ハム戦(エスコン)で2試合連続の一発を右翼席に運んだ。
いずれも左打席から放った本塁打だった。右と左で打者としてのタイプに大差はなく「最終的には毎年同じような数字(成績)に収束している」と説明。アメリカに比べて打者のタイミングを外す技術に長けているという日本の投手に適応しつつあり「右も左もいい感触で振れている」と手応えをにじませる。
小学生のころから両打ち。周りの選手の倍以上バットを振り込んできた。「培ってきたスイッチヒッターの能力を日本でも存分に生かせたら」と気合十分だ。
写真=BBM