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ソフトバンク・近藤健介 打撃でチームを引っ張る「ケガなく1年間戦うこと」/待ち遠しかった開幕

 

4月1日の楽天戦で、左翼へ本塁打を放った


 周囲の心配を一振りで振り払った。3月21日の広島戦(みずほPayPay)。WBCから帰還した近藤健介がオープン戦に初出場した。初回二死の第1打席。チェンジアップを振り抜き、右翼フェンス直撃の二塁打を放った。「(WBCから)時間があったので、いろんなことを試しながらやっている段階。結果よりもしっかりとスイングをかけられたのが良かった」とうなずいた。

 ベスト8で敗退したWBCは近藤にとっても苦々しい経験として刻まれた。メジャー組とともに主力級として期待されたが、まさかの13打数無安打。スタメンを外れたベネズエラとの準々決勝は代打で凡退し、敗戦後には頭を抱えた。出場した2019年プレミア12、21年東京五輪、23年WBCはいずれも優勝しており、初めての屈辱だった。「僕自身も国際大会で初めて負けた。いい景色を見させてもらっていたので、負けるのは悔しい」と噛みしめた。もがき苦しんだWBCについて「不完全燃焼で終わってしまった」と振り返った。「(28年の)ロス(ロサンゼルス五輪)へ向けて体を鍛え直し、出られるチャンスがあればやり返したい」と雪辱を誓った。

 まずはレギュラーシーズンでやり返す。昨季はケガの影響で75試合の出場にとどまったが、今季は4月2日時点で全6試合に出場し打率.381、2本塁打とスタートダッシュに成功。「(8月に)33歳になるけど、まだまだやらないといけないと思わせてくれた。そこは良かった。ケガなく1年間戦うこと、リーグ3連覇、2年連続日本一に向けて気持ちを切り替えました」。国際大会での悔しさを胸に秘め、日本球界で大暴れするつもりだ。

写真=BBM
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