
股関節の違和感で二軍キャンプだった辰己だが、しっかり開幕に間に合わせた
まさに土壇場で、結果を残した。2月中は股関節違和感の影響で二軍キャンプで調整していた
辰己涼介が3月22日に一軍に合流。同日、
巨人とのオープン戦(東京ドーム)に「七番・中堅」で先発出場すると、4打数3安打2打点と躍動した。
まずは2回先頭だ。昨年まで同僚だった
則本昂大の直球をとらえて中前打。4回の第2打席では外角直球を逆らわずに左前へ転がした。5回二死一、二塁の好機では
戸郷翔征の直球を強振して中越えに2点適時二塁打。「僕にとっては最初で最後のオープン戦ですが、結果を出せて良かったです」とうなずいた。
金武キャンプは一軍スタートも、思わぬアクシデントに見舞われた形。股関節の状態も心配されたが、開幕一軍入りへ十分なアピールになった。「信じてギリギリ、ラスト1試合で上げてくださった、上げると判断してくださった方に本当に感謝したいなと思います」と感謝の思いも口にした。
チームはオープン戦19試合で4勝10敗5分け。チーム打率は.208と低調だっただけに、開幕戦を前にした最後のオープン戦で辰己が自慢の打撃でアピールしたことは大きな意味を持つ。
外野は今季も激しい定位置争いが繰り広げられている。三木監督は「最後の試合への対応力、結果を出したことが素晴らしかった。なかなか打てていなかったチームに勢いをつけてくれた。彼が元気ならチームも前に進みやすい」と期待を寄せた。FA権を行使して残留を決断した今季。人一倍強い気持ちを胸に、開幕からチームに貢献する。
写真=BBM