
今季もオリックスの守護神を任される右腕はWBCを経て頼もしさを増した
世界一の余韻に浸ることもなく、
マチャドの視線は即座にシーズン本番へと向けられていた。日本時間3月18日に行われたWBC決勝で勝利投手となってから、同21日にはチームに合流。そこから24日のファーム西地区
阪神戦(京セラドーム)に登板し、27日の開幕に向けた調整を終えた。
「WBCと同じような球速だったり、球質をオリックスでもしっかり続けていけるように。自分の体としてはまったく問題ないし、100パーセント開幕に向けて調整してきたつもり」と自信をみなぎらせた。
WBCではベネズエラ代表として、チーム最多タイの6試合に登板して優勝に貢献。準々決勝の日本戦でも、3点リードの8回を無失点に抑えてマウンドに仁王立ちした。決勝のアメリカ戦では
ハーパーに同点2ランを被弾も、動じない。「ホームランを打たれたあとでもしっかり落ち着いて、次の打者に集中して投げることができた」。続く
ジャッジを見逃し三振に仕留め、直後の味方の勝ち越し劇を呼び込んだ。
世界一の次は、日本一へ――。昨季抑えを務め、今季も勝ち継投で期待される右腕は、調整時間はわずかでも「準備は万全にできた」と力を込める。3カードが終わって2試合に抑えとして登板し無失点。「WBCは終了したけど、日本シリーズ進出に向けてオリックスでの仕事がたくさん残っている。ベネズエラで優勝したことに続いて、オリックスでも優勝したい。何より、ファンの方があってのチーム。皆さんに向けては、ティアモという言葉で愛しているという思いを伝えたい」。3年ぶりリーグ制覇へ情熱を抱き、オリックスでも勝利の美酒を味わう。
写真=BBM