2ケタ勝利と規定投球回到達。金丸にとって何度も口にしてきた目標を実現するシーズンがいよいよ開幕する。
世界が広がる1カ月を過ごした。侍ジャパンの一員としてWBCに出場。下半身のコンディション不良に見舞われた
松井裕樹(パドレス)に代わり、宮崎合宿後の緊急招集だった。
3月10日に行われた一次ラウンドのチェコ戦(東京ドーム)では7回に三番手で登板し、5者連続三振を奪うなど2イニングを無失点。WBC初登板で初勝利を飾った。準々決勝のベネズエラ戦で敗退も、海の向こうの野球を肌で感じられたことが収穫だ。
「世界のトップレベルのピッチャーはすごい球を投げる。ストレートにしても変化球にしても、もっとレベルアップが必要だと思いました」。メジャー・リーグの選手たちは試合前、ウエート・トレーニングを当たり前であるかのようにこなしていた。
「それぐらいしないと世界とは戦っていけないんだと思いました。上には上がいる。常にレベルアップを図っていきたい」。また日の丸を背負うためにも「一軍でシーズンを通して投げた経験がない。まずはそこを目標にやっていきたい」と掲げた目標は揺るがない。
ルーキーイヤーの昨季は腰痛からのリハビリスタートだったため、開幕からの先発ローテーション入りは初めて。オフには
今永昇太(カブス)に弟子入りし、先発投手としてのマインドを吸収した。WBCでの財産が向上心に火を付けた。
準備は万全。「勝てる投手を目指していきます」と心待ちにしていた2026年シーズン。その初登板は3月31日、本拠地バンテ
リンの開幕戦となった
巨人戦。6回を5安打2失点。勝敗はつかなかったが、勝負はこれからだ。
写真=BBM