
離脱者の多い中、打線を引っ張っている
特別な場所に立つ日を目指し、日々結果を求めている。来日5年目の
ホセ・オスナは6月29日時点で68試合に出場し、打率.270、4本塁打、30打点。23日に発表されたオールスターファン投票の最終中間発表では、セ・リーグ一塁手部門の4位につける15万1691票を集めた。
「もちろん出たいという気持ちはあるよ。あこがれの舞台だし、どの選手も出たいと思っている」
2022年にベストナイン(一塁手)に輝くなど昨季までの4シーズンで2度のリーグ優勝、1度の日本一に貢献。今の
ヤクルトになくてはならない存在となっているが、日米通じてオールスターゲームの出場はない。「マイナー・リーグのときに2回オールスターに選ばれた経験があったけど、選ばれたあとに上のレベルに昇格してしまったから出場できなかった。試合に出られなかったのは悔しかったよ」と笑顔で明かした。
誰にとっても夢見る舞台。日本では『祭典』と称され、これまでさまざまなドラマや名シーンが生まれてきた。結果を残した先に選ばれ、立てる特別な場所。「状態は少しずつ上向きかなと。ホームランの数は少ないけど、これから伸びると信じているし、我慢強く練習で努力して試合で結果を出せるように頑張るよ」と腕をぶす。
チーム状況は苦しいが、あきらめてはいない。「どんな状況でも集中して勝ちにこだわることがすごく大事だと思っているし、難しいときもあるけど常にポジティブに前向きでいることが大事」とオスナ。勝利に導く一打を放った先に、夢の舞台が近づいてくる。