7月21日の球宴第2戦(松山)で、
成瀬善久投手が未知の魔球を投じて話題となったが、意外な事実が判明した。披露したのは、坂本(
巨人)、畠山(
ヤクルト)に対してわずかに3球のみ。フォークのように人さし指と中指で挟むが、ナックルのように無回転で揺れながら伸びたり落ちたりするボールで、「フォックルという名前で、
サブローさんが開発しました」とのことだ。
成瀬は球種を3つしか使わないことで知られる。新球種の誕生か、と思いきや、魔球フォックルは「公式戦では使わない。腕の振りが違うので前腕部が張る」ということで、今後は封印となる予定。この幻の魔球、次に見る機会はあるか。