昨年わずか1安打の男が、20歳になったと同時にプロ初本塁打を放った。「芯に当たったので感触は良かった」と
藤浪晋太郎投手。4月15日の
広島戦(マツダ広島)で先発した藤浪は6回に右中間席に放り込んだ。「自分でもびっくりしています。逆方向なので入るかな? と思っていました」
この日まで開幕から2連敗と苦境に立たされての先発。4月12日に20歳になった若きエース候補は、スプリットの制球もよく7回4安打2失点で自身の本塁打を今季初勝利へと結びつけた。「正直、ホッとしました。勝てない苦しい時期もあったので。1つ勝ちをつけてもらって、次から乗っていけるようにしたいです」と前を向いていた。