味方はたったの1点しか取れない。その中での完封勝利は、まさしくしびれた。5月11日の
巨人戦(甲子園)で先発した
メッセンジャー投手が、150キロ台の速球を低めに集め、強力巨人打線を9回の最後まで沈黙させた。
「強い真っすぐを低めにコントロールできたら、簡単には打たれない。打線も早い回に点を取ってくれたし、リラックスして投げることができたよ」
メッセンジャーにとって今季2度目の完封勝利はどちらも1対0(通算3勝目)。この最少得点と完封という組み合わせの勝利は
阪神では、2001年8月29日の
井川慶以来13年ぶり。外国人投手では68年のバッキーに次ぐ46年ぶり3人目の快挙となった。