救援陣に綻びが生じた。一岡、中田、永川、
ミコライオらの安定感で今季、6回終了時点でリードした試合は23連勝だったが、5月28日の
ロッテ戦(マツダ
広島)は4対2の8回から投入した永川が誤算。簡単に二死を取ったが、根元にソロ、代打・ブラゼルに3ランを許し、逆転負けした。
「誤算と言えば誤算」と
野村謙二郎監督。6回終了時で1失点ながらも99球を費やしていた九里を7回も続投。一死一、三塁のピンチで中田にスイッチしたが、1点を奪われていた。一時帰国中だったミコライオの代役・フィリップスは、打線強化をもくろんだ
ロサリオ昇格に伴い抹消中で、手駒が足りない状況で喫した歯車が狂った敗戦だった。