最下位からの逆襲で、7月9日にはロッテをかわし、4位へ浮上。7月8日からの西武ドームでのロッテとの3連戦、初戦は延長にもつれるシーソーゲームだったが、最後の最後に主役となったのは日本人野手最年長33歳の渡辺直人内野手だった。延長12回表に1点を奪われ、敗戦濃厚の気配が漂ったが、一死から金子が出塁すると、秋山が左中間を破るタイムリーで同点。さらに渡辺がフルカウントからロサの高めの直球を左中間へ弾き返し、秋山がホームにかえった。

　試合後、「負けなくて良かった。接戦をなかなか取れなかった時期があったが、土壇場で勝利できたことは勢いが増すと思う」と田辺監督代行。手応えを得て、後半戦を迎える。