後半戦最初の7月21日からのオリックス戦(京セラドーム)は最悪の3連敗。いずれも2点差以内の接戦の末に敗れた。ただ、連敗の中にも明るい話題もある。3戦目に先発した上沢直之投手は自身最長となる8回を投げて1失点で敗戦。序盤は制球に苦しんだが、徐々に立ち直り、粘りの投球を見せた。

　上沢は7月に入り、3日の西武戦(大宮)は5回途中、10日の楽天戦(コボスタ宮城)は2回途中にKOと早くに降板していただけに、8回まで1点でしのいだのは、大きな収穫だ。6月8日の中日戦(ナゴヤドーム)以来勝利から見放されてはいるが、7回まで2失点以内で勝利をつかめないなど、運のなかった試合もある。後半戦も先発の軸に期待される。