昨年まで2年間、李大浩(マリナーズ・マイナー)の陰に隠れ、“最強の控え助っ人”だったB.カニザレス内野手が本領を発揮している。3月9日時点でオープン戦6試合に出場し、12打数6安打の打率.500。本塁打はないものの、2打点をマークしている。

「いまは結果が出ているので満足。もっと状態を上げるためにトレーニングを続けていきたい」とどん欲だ。「李大浩が抜けた穴を埋めたい」と役割も理解している。昨季はウエスタン・リーグで本塁打と打点の2冠に輝いたものの、外国人枠の都合もあり、一軍出場はわずか14試合だった。工藤監督は「彼はマジメだし、しっかり野球をしてくれる」と戦術面の理解度の高さも評価。中軸を担う可能性が高い。