ルーキーのオコエや茂木が話題になっている陰で、静かに喜びをかみ締めた男がいた。「みちのくのサブマリン右腕」こと
加藤正志投手だ。初の開幕一軍入りを決め、「初めてなのですごくうれしけど、結果を残していきたい」と決意を語った。神奈川県出身で東京実高、鶴見大を経て、社会人のJR東日本東北への入社を機に、初めて東北に足を踏み入れた。ルーキーイヤーの昨季は9試合の一軍登板も、防御率4.73と満足のいく成績を残すことができなかった。
福山、青山、リズ、松井裕と勝ちパターンはある程度固まっており、劣勢で流れを変える役割が求められそう。チームにはいないタイプであり、特性を生かしてその立場を確立したい。