好調な楽天打線の主砲2人による派手なアーチ競演となった。4月6日のオリックス戦(京セラドーム)、1対1の同点で迎えた4回一死走者なしの場面。七番・ゴームズ外野手がフルカウントから高めの真っすぐをたたくと、打球は左翼スタンド中段へ一直線に飛び込んだ。

「先発の美馬が頑張っていたから援護してあげたいと思っていた。これがオレのホームランだ！」と興奮気味に振り返った。

　1点差に迫られた9回、今度は四番・ウィーラー内野手が打った瞬間にそれと分かる2ランを左中間スタンドへ。こちらは「自分の仕事をしただけだよ」と涼しい顔。前日、9試合目にしてようやくチーム初本塁打が飛び出した楽天が、さらに勢いづくか。