5月3日の
阪神戦(ナゴヤドーム)では、難敵・藤浪を攻略し、4対2で快勝。阪神戦4連勝を導いたのは思わぬ伏兵だった。
2対2の5回無死無走者の場面で打席に立ったのは八番の
桂依央利捕手。藤浪の145キロの直球を力負けすることなく振り抜くと、打球は左翼席最前列に飛び込んだ。「甘い球だけを待って思い切りいきました」と桂。今季第3号となり、早くも昨季の2本塁打を上回る自己最多となった。正捕手を争うライバルの杉山は同日時点で打率.340と好調。谷繁監督の現役引退で不安視されたポジションだが、若き2人が切磋琢磨し、チームで最も見応えのある激戦区となっている。