1年限りでの帰国となってしまった。チームは11月15日、アンソニー・バース投手の退団を発表した。同投手は来日1年目から37試合に登板し、8勝8敗6Hと先発＆中継ぎとしてフル回転。特に広島との日本シリーズでは史上初となる救援登板で3勝をマークし、優秀選手賞にも輝く活躍を見せた。

　それだけにチームも栗山監督も残留を誰よりも望んでいたが、アメリカ球界復帰への思いが強く、本人の意志を尊重した形となった。　指揮官も「こればっかりは仕方がない。文句も言わず投げてくれて感謝しています。また、向こうでも頑張ってほしい」と語り、V戦士となった助っ人右腕の活躍にエールを送った。