2月1日のキャンプ初日のブルペンに
松坂大輔投手の姿があった。「最初はどうしようかな、と思っていましたけど、キャッチボールで問題なければ(ブルペンに)入りますとコーチには伝えていました」。
工藤監督と
西武入団時の監督・
東尾修氏が見守る中、一球一球、軌道を確かめるように、丁寧に投げ込んだ。セットポジションで29球。次に、オフに参戦したプエルトリコのウインター・リーグで好感触を得たノーワインドアップに切り替えて30球。
計59球を投げ終え、「何球か気になるボールはあったけど、体はスムーズに動いていた」と松坂。その後の練習でもエンジン全開。状態の良さは時折見せる笑顔からも伺えた。もうくすぶってはいられない。