異例の公開バント特訓だった。沖縄キャンプ初日(2月14日)、バントシフトの守備練習で
重信慎之介外野手がただ1人、ヘルメットをかぶって打席へ。代わるがわるマウンドに立つ投手のボールをバントし続けた。井端内野守備走塁コーチが転がすのが通常だが、12日の紅白戦(宮崎)で重信が送りバントをミスしたことによる二番打者候補の公開特訓。失敗すれば練習が滞る重圧の中で、22度のバント機会で成功は7度と厳しい結果に……。
チームは今季のノルマの1つに『バント成功率8割』を掲げた。当然、二番が期待される重信にはそれ以上が求められており、「小技ができないと試合には出られない」と技術向上を誓った。