WBC組も戻ってきて開幕一軍の布陣も固まった3月28日、
工藤公康監督は開幕一軍入りを果たしたメンバーを前に訓示を行った。「勝つときもあれば負けるときもある。失敗を悔いて落ち込むよりも、次の日に何をすべきか考えてやっていこう。前に進むことが大事」
昨季夏場以降の失速でうまく気持ちを切り替えられなかったチームの反省が込められていた。痛感した悔しさ。「最終的に優勝するという強い気持ちを持って戦う。それしかない」と力強く言い放った指揮官の思いを、選手たちも理解している。オフに笑顔で『1(ワン)ダホー!』な1年だったと振り返れるように、チーム一丸となって日本一をつかみ取る。