空を覆った雲同様、3回表に3点を先制され、球場の空気は少しどんよりとしていた。4月25日の
日本ハム戦。戦いの舞台は、2011年から1分けを挟んで8連敗した北九州市民球場。昨季の7月20日の
オリックス戦で連敗は止まったとはいえ、やはりここは鬼門なのか!? と思った矢先だった。
1点を返し迎えた5回一死二、三塁から今宮、柳田の連続適時打で同点。6回には、打撃不振に苦しむ松田が13打席ぶりとなる安打を放ち、一死からは甲斐が気持ちのこもったバッティングでつなぐ。一死一、三塁とし、
中村晃の犠飛で勝ち越しに成功した。終わってみれば、先発全員の14安打。7対5で北九州2連勝を飾った。