堂々たるピッチングだった。プロ2年目の
加藤貴之投手が5月10日の
西武戦(札幌ドーム)で先発マウンドに上がり、6回1/3を投げて6安打1失点の好投でチームトップの3勝目をマークした。
前回登板まで17イニング連続無失点こそ途切れたが、持ち味のコーナーを巧みに突く投球で指揮官に応えた。それでも本人は「野手の方が守ってくださり、楽に投げさせていただいた。(捕手の)清水の好リードのおかげです」とコメント。躍進の要因は昨年よりキレと威力を増したストレート。この日も勝負どころで、力のあるボールでライオンズ打線を封じ込めた。新左腕エース襲名へ。背番号14が日増しにその存在感を高めている。