移籍後初勝利の記念のボールを手にし、
森福允彦投手が最高の笑顔を見せた。「やっぱり、うれしいです」。5月24日の
阪神戦[甲子園]、出番は両者無得点の6回二死からの3番手。先発の吉川光が危険球退場し、ブルペンは慌ただしさを見せていたが、プロ11年目の31歳のベテランは落ち着いていた。1回1/3を1安打無失点。「自分のボールと結果が合ってきた」と頼もしい投球で勝利を呼び寄せた。
昨オフにFAで加入しながら、4月24日に二軍降格となったのは防御率が7点台となるなど慣れないセ・リーグの打線につかまっていたから。約3週間に及ぶ二軍生活で感覚を取り戻し、16日の再昇格後は3戦連続ゼロ封。頼れる森福が帰ってきた。