あいさつ代わりには十分過ぎる一発だった。6月6日の
ヤクルト戦[ヤフオクドーム]に昇格即「八番・一塁」でスタメン出場したK.ジェンセン内野手。初打席は空振り三振に倒れたが、0対1で迎えた5回に左翼席上段へ来日初ヒットとなる初アーチを放り込んだ。推定飛距離145メートルという特大の同点弾だったが、ジェンセンは「飛距離より勝てたことがよかった」とサラリ。爽やかな笑顔を見せ、振り返った。
選手層の厚い
ソフトバンクでは、助っ人であっても一軍出場を勝ち取るのは難しい。ジェンセンも首を痛めた内川の代役として抜てきされた。試合後、工藤監督は「(特大弾は)2回に分けてほしいくらい」と笑いも交えながら、起用に応えた助っ人を称えた。