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ヤクルト 10点差を大逆転

 


 10点差を逆転するという、20年ぶり4度目のプロ野球タイ記録だ。7月26日の中日戦[神宮]は、6回を終わって0対10と敗色濃厚だった。だが、ここから燕打線が猛反撃を展開する。まずは6回、代打・中村が2ラン。8回にはバレンティンが2ランで続くと、さらに代打・上田の中犠飛、中村、坂口、山崎の連続適時打で1点差に。そして山田の左前適時打で、ついに同点に追いついた。

 仕上げは延長10回、代打・大松尚逸内野手の仕事だ。中日・伊藤の147キロの直球を見事にとらえて、2号サヨナラ本塁打。「みんなの気持ちが、いい形でつなげてくれた」とナインに感謝した。14連敗という試練を乗り越え、スワローズの逆襲が始まる。
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