常に全力疾走を怠らない
上本博紀内野手の基本に忠実な一面が大きな結果をもたらした。8月1日の
広島戦[マツダ広島]の7回一死、広島の中田との対戦で一閃した打球はレフトフェンス際へ。これを広島の左翼の松山が捕球できず、足に打球が当たりカバーに来ていた中堅・丸の逆方向に転々とした。上本はこの時点で二塁ベース上まで全力疾走しており、その後は悠々とホームまで帰ってくるランニングホームランとなった。
「たまたまいいところに跳ねてくれました」と淡々と振り返った上本。
阪神としては1998年7月4日の広島戦で
坪井智哉(現
DeNAコーチ)が記録して以来19年ぶりのランニングホームランとなった。