期待がふくらむ82球だった。8月20日の
ロッテ戦[京セラドーム]で、高卒ルーキーの
山本由伸投手が先発のマウンドに上がった。一軍初登板も臆せず5回を投げて7安打1失点と好投。最速152キロの直球を見せるなど堂々のデビューを飾り、勝ち投手の権利を持って降板した。が、2番手・岸田がソロを浴びて同点に。試合は3対2で勝利も新人右腕に勝敗はつかず、1978年の
三浦広之以来となる球団高卒新人の先発デビュー戦での勝利はならなかった。
それでも「楽しめた。思い切って投げられた。またしっかり練習してレベルアップしたい」と山本。福良監督も「大したもの」と好評価し、次回は8月31日のロッテ戦での登板が濃厚となった。