9月20日の
西武戦(メットライフ)。先発の酒居は1対0の2回、山川に同点ソロを浴びたものの、伸びのあるストレートを軸に相手強力打線を翻ろうする。すると7回、
吉田裕太捕手が決勝の3号2ランを放ち、「体がうまく反応してくれた。当たりは完璧。酒居が頑張っているので勝ち越せて良かった」。酒居も吉田の一撃に応えて4打1失点、115球で4勝目を2度目の完投で飾った。
攻守にルーキー右腕をアシストした吉田は昨季、30打数無安打と極度の打撃不振もあって正捕手争いから大きく後退した。しかし、今季は持ち前の打棒を取り戻しつつあり、再び田村を脅かす存在となっている。競争はまだまだ激化しそうだ。