オープン戦14打席目での初安打は「これぞ四番!」の豪快な一発だった。3月14日に復帰するもなかなか打撃の調子が上がらなかった内川聖一内野手が、20日の
中日戦(ヤフオクドーム)、8回二死一塁で岩瀬の甘く入ってきたスライダーを完璧にとらえた。打球は大きな放物線を描き左翼スタンドへ。内川から思わず笑みがこぼれた。主将の待望の一発で球場の雰囲気は一変。川島のサヨナラ3ランという劇的な幕切れで連敗を8(1分けを挟む)で止めた。
翌21日の同カードでもホームランを放った内川。試合後には工藤監督を打撃投手に居残り特打を行い、スタンドインを連発させると、指揮官も「いいものを見せてもらった」。開幕も2000安打も準備万端だ。