ここからの巻き返しを予感させる1勝となった。右ヒジ周辺の張りで戦列を離れていた千賀滉大投手が、5月1日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)で先発復帰した。倉野投手統括コーチから「もう一度、開幕のつもりで」と送り出された右腕は、7イニングのうち5回以外の全イニングで三振を奪い、116球、5安打10奪三振1失点の好投を見せ今季初勝利。「まだ探り探り」と振り返ったが、その表情からは安堵感がにじみ出ていた。
初回、一死一、三塁のピンチを招いたが、女房役の甲斐が好判断で三塁走者を刺した。「拓也に助けられた。あれで実戦勘を取り戻せた」と千賀。甲斐との絶妙なコンビネーションは今シーズンも健在だ。