昨季に15勝3敗の好成績でセ・リーグ連覇に貢献。勝率第一位投手の自身初タイトルを獲得した薮田和樹投手が、5月1日に登録を抹消。開幕から約1カ月で二軍降格を命じられた。
今季はカードの頭である火曜日の先発を任された薮田。しかし2試合合計で15四死球と制球に苦しみ、ローテーションを外れて中継ぎへ。4試合の救援登板を経て20日ぶりに4月30日の
阪神戦(マツダ
広島)で先発した。進退をかけたマウンドだったが、4回2/3を投げて1安打、無失点だったものの、7四球の乱調。課題を克服できず、ついに緒方監督が決断を下した。試練のときを迎えたタイトルホルダー。昨季の輝きを取り戻したい。